当サイト立ち上げの主旨  (作成:2001.09.21)

1999年9月30日に発生した東海村JCO臨界事故は、その事態の重大性から緊急時被ばく医療体制について多くの教訓を残しました。

このJCO臨界事故、原発事故等のような大量の放射線、放射性物質が環境に放出されるような事態が発生した場合には、救命救急医療のほかに放射能汚染管理、放射線被ばく管理に立脚した放射線災害特有の医療が必要であり、JCO臨界事故後には原発立地県を中心に体制、施設の整備が進められました。

放射線災害時等、緊急医療を実践する上では上述の設備面での充実の他に、放射線に対する知識を持った医療従事者である診療放射線技師のマンパワーの導入も必要となります。

当放射線災害時国立病院療養所放射線技師ネットワークのインターネットホームページは、診療放射線技師が行う放射能汚染検査、トリアージ、放射線特有の心理的動揺を静める等の放射線災害時の緊急医療活動を支援することを目的に立ちあげました。

(国立病院療養所東北放射線技師会共同研究班)