
2025年11月6日
全国国立病院療養所放射線技師会
会長 田村 正樹(千葉医療センター千葉東病院)
「安心」を映し出し、健やかな未来を支えるパートナーとして
皆さん、こんにちは。全国国立病院療養所放射線技師会のホームページを訪ねていただき、心より感謝申し上げます。
皆さんは「診療放射線技師」と聞いて、どんな姿を思い浮かべるでしょうか? おそらく、健康診断のレントゲン撮影や、大きなトンネルのような装置に入るCT・MRI検査の際に、声をかけさせていただくスタッフのことだと思います。
私たち診療放射線技師は、いわば「体の中を映し出すプロフェッショナル」です。目には見えない病気のサインをいち早く見つけ出し、医師が正しい診断を下し、最適な治療を始められるよう、日夜「技術」と「真心」を込めて検査を行っています。
私事ではございますが、昨年より会長の重責を拝命いたしました。全国の会員の皆様が日々の医療現場でどれほどひたむきに、そして情熱を持って患者様と向き合っているか、改めて強く実感する毎日です。当会は、その歴史ある名前に「療養所」を冠しながらも、現在は国立病院機構の病院、国立研究開発法人、国立療養所、さらには国立健康危機管理研究機構など、日本の医療を牽引する多様な施設で働く診療放射線技師たちが集まる職能団体です。それぞれの現場で培った知見を持ち寄り、お互いに支え合いながら、より良い医療を皆様に届けるために活動しています。
私たちが大切にしている主な4つの取り組みをご紹介します。
1. 全国どこでも「同じ安心」を(地区会との連携)
日本全国には、北から南まで多くの国立医療機関があります。私たちは、各地の「地区会」と密に連絡を取り合い、成功事例や最新の情報を共有しています。所属する施設の枠を超え、横のつながりを大切にしたチームワークで、全国どこでも高い水準の医療が受けられる体制を支えています。
2. 知恵を宝物として残す(会誌・学術図書の刊行)
医療の世界は、毎日が勉強です。私たちが現場で経験した貴重な症例や研究成果は、会誌や学術図書にまとめて形にしています。これは、自分たちの知識を深めるだけでなく、未来の診療放射線技師たちへ「知恵のバトン」を渡すためでもあります。すべては、患者様へ還元されるべき大切な財産だと考えています。
3. 学び続ける情熱(研修会・講習会の開催)
医療機器や技術の進化はとても速いものです。昨日までの「最新」が、今日には「普通」になることも珍しくありません。私たちは定期的に研修会や講習会を開き、常に新しい技術を自分のものにする努力を惜しみません。「この診療放射線技師に任せれば安心だ」と思っていただけるよう、技術と知識を磨き続けています。
4. 技師の笑顔が、良い医療を作る(給与・環境調査)
患者様に最高の笑顔で接するためには、働く私たち自身が健やかで、意欲を持って仕事に向き合える環境が欠かせません。当会では、働く環境や待遇についての調査を行い、診療放射線技師が誇りを持って長く働き続けられるよう、職場環境の改善にも取り組んでいます。
最後に
病院の検査は、どうしても不安を感じる場面が多いかと思います。私たちは、ただ「画像を撮影する」だけでなく、その不安にそっと寄り添い、安心を感じていただけるような関わりを大切にしたいと願っています。
これからも、全国の仲間たちと手を取り合い、皆様の健康な毎日を支える頼もしいパートナーであり続けます。このホームページを通して、私たちの活動を少しでも身近に感じていただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
全国国立病院療養所放射線技師会 会長 田村 正樹
